- 投稿日:2020-11-15T23:01:53+09:00
【React環境構築】create-react-appでさくっと環境構築する手順
概要
今回は、JavaScriptのライブラリであるReactの環境構築を行なったので、メモ程度ですが情報を共有しときます。
環境構築はcreate-react-app
コマンドを使います。目次
開発環境
開発環境は以下の通りです。
- macOS Catalina
- Homebrew 2.4.0
- nodebrew 1.0.1
- Node.js v14.4.0
- zsh
- VScode
Reactの環境構築をする手順
今回、
create-react-app
を使って環境構築をしていきます。
Create React App
はReactの環境構築ツールで、コマンド1つでReactに必要な環境を構築することができます。
create-react-app
で環境構築するには、「Node.js」と「npm」が必要です。
また、これらをインストールするには、「Homebrew」と「nodebrew」が必要なので、順番にインストールしていきます。手順は以下の通りです。
- Homebrewをインストールする
- nodebrewをインストールする
- Node.jsをインストールする
- npmをインストールする
- create-react-appを実行する
1つずつクリアしていきましょう。
1. Homebrewのインストール
「Homebrew」とはmacOSまたはLinux用のパッケージマネージャーです。
Homebrewの公式サイトはこちらです。
Homebrewの公式サイトのホームページにあるコマンドをターミナルに貼り付けて実行します。
実行するとインストールが始まりますので、しばらく待ちます。
インストールが完了したら、以下のコマンドを実行してHomebrewのバージョンを確認してみましょう。このコマンドは、Homebrewのバージョンを確認するコマンドです。
% brew -v今回は、バージョン2.4.0がインストールされています。
このように、Homebrewのバージョンを確認することができたら、インストールは正常に完了しています。2. nodebrewのインストール
「nodebrew」とはNode.jsのバージョン管理システムで、Homebrewでインストールすることができます。
nodebrewはnodeをインストールするために使います。ターミナルで以下のコマンドを実行します。
% brew install nodebrewしばらく待ちます。
Homebrewをインストールした際と同様に、nodebrewのバージョンを確認します。
以下のコマンドを実行しましょう。% nodebrew -vこのようにnodebrewのバージョンが表示されれば、nodebrewのインストールは完了です。
3. Node.jsをインストールする
「Node.js」とは、簡単にいうとサーバーサイドで動くJavaScriptのことです。
Node.jsをインストールしていきます。
まず、インストール可能なNode.jsのバージョンを確認します。以下のコマンドを実行してください。% nodebrew ls-remoteコマンドを実行すると、次の画像のようにインストールすることができるNode.jsのバージョンが一覧で表示されます。この中から、好きなバージョンを選んでインストールすることができます。
create-react-app
に必要なNode.jsのバージョンは8.1.0以上なので、インストールするバージョンはこれより新しいバージョンであれば問題ありません。では、インストールしていきます。
以下のコマンドを実行します。% nodebrew install stableこのコマンドでは、Node.jsの安定バージョンをインストールすることができます。
stable
が、安定バージョンという意味です。
stable
の部分をlatest
にすると最新バージョンをインストールすることができます。
最新バージョンはバグなどが起きやすいので、基本的には安定バージョンのインストールで大丈夫です。インストールしたNode.jsを確認します。以下のコマンドを実行しましょう。
% nodebrew lsコマンドを実行すると。画像のように現在インストール済みのNode.jsのバージョンが表示されます。ぼくがインストールしているバージョンはv14.4.0です。
初めて使う方「current: none
となっているはずです。以下のコマンドでNode.jsを使えるようにしましょう。バージョンの部分は自分のPCにインストールされているバージョンを入力してください。
% nodebrew use v14.4.0コマンド実行後、もう一度
nodebrew ls
のコマンドを実行すると、current
の部分が変更されているはずです。次にパスを通します。
以下のコマンドを実行してください。(以下のコマンドはshellがzshの場合ですので、気をつけてください)% echo 'export PATH=$HOME/.nodebrew/current/bin:$PATH' >> ~/.zshrc% source ~/.zshrcここまでやるとNode.jsが使えるようになっているはずです。
以下のコマンドで確認してみましょう。% node -v先ほどcurrentに設定したバージョンが表示されれば、Node.jsのインストールは完了です。
4. npmをインストールする
npmをインストールしていきます。npmとは、Node Package Managerの略で、Node.jsのパッケージを管理するものです。
パッケージとは、Node.jsの便利な機能をまとめたものです。これを簡単に管理できるのがnpmになります。とは言っても、実はNode.jsをインストールした時点でnpmも一緒にインストールされています。
以下のコマンドで確認してみましょう。% npm -vこのように、バージョンが表示されればOKです。
ここまでで、
create-react-app
を使う準備は整いました。
では、create-react-app
していきましょう!5. create-react-appを実行する
まず、
cd
コマンドで自身の開発環境に移動してください。移動したフォルダの直下に開発フォルダが作られます。移動した先で以下のコマンドを実行します。
% npx create-react-app 開発フォルダ名
npx
というコマンドでcreate-react-app
を呼び出しています。npx
を使うことでMacのローカルファイルにcreate-react-app
をインストールすることなく使用できます。
create-react-app
の後に入力したフォルダ名でReactの環境が構築されます。
今回は、フォルダ名をpractice
としました。コマンドを実行して、しばらく待ちます。
npxというコマンドでcreate-react-appを呼び出しています。npxを使うことでMacのローカルファイルにcreate-react-appをインストールすることなく使用できます。
create-react-appの後に入力したフォルダ名でReactの環境が構築されます。
今回は、フォルダ名を「practice」としました。コマンドを実行して、しばらく待ちます。
処理が完了したら環境構築は終了です!
作成したフォルダ内でReactを使う準備ができています。この後は、実際にブラウザに表示させるまでをやってみたいと思います。
エディタで開く
以下のコマンドを実行してエディタで作ったフォルダを開きます。(ぼくはVScodeをエディタとして使っています)
% code practiceエディタで開くとsrcフォルダやpublicフォルダなど色々なフォルダとファイルが自動的に作成されています。
画像はsrcフォルダ内のApp.jsファイルを開いています。
ブラウザに表示する
エディタ内でターミナルを起動し、作業を続けます。
以下のコマンドを実行して、buildフォルダを作成します。コマンドを実行する際は、必ず開発フォルダに移動してから実行してください。
% npm run buildコマンドを実行すると、画像のようにbuildフォルダが作成されます。
このフォルダの中にあるindex.htmlが実際にブラウザに公開するファイルです。
npm run build
ではsrcフォルダとpublicフォルダの中のファイルを一つにまとめてbuildディレクトリに出力しています。buildフォルダが作成できたら、以下のコマンドを実行します。
% npm startこのコマンドを実行するとブラウザが立ち上がり、
create-react-app
で作成した初期の画面が表示されます。
npm start
ではローカルサーバーを起動してReactアプリを確認することができるようになります。Reactでは、srcフォルダ内のApp.jsファイルを書き換えていくことでアプリケーションの中身が変わっていきます。
まとめ
今回はcreate-react-appを使ってReactの環境構築をしました。
1コマンドでReact開発環境を超カンタンに構築できたと思います。Reactの公式ドキュメントによると、
「Create React AppはReactを学習するのに最適な環境であり、Reactで新しいシングルページアプリケーションを作成するのに最も良い方法です」
引用 : React公式ドキュメントと書かれています。
Reactは、現在人気がある言語なのでぜひ勉強してみてください!
最後まで読んでいただいてありがとうございました。ではまた。
- 投稿日:2020-11-15T16:25:51+09:00
Big Sur on Intel Macをクリーンインストール
Big Surを導入するためにクリーン
毎年OSのバージョンアップをするんだが、大体セキュリティの問題で何か起きる。
そして不明な容量圧迫。結果として、バージョンアップのたびにクリーンするのが定例となってしまった。
よって、前回同様、Big Surに合わせて手順を変えつつメモしていくよ。
セットアップが終わったらやるOSの環境設定
Dockの整理
毎度毎度いらないアプリがDockにプリインされているので、軒並み外していく。
トラックパッドの設定
トラックパッドの設定は以下に設定。
※この辺りは人によって好みが違いますので、
使いやすいようにメンテしましょう。調べる&データ検出
→3本指でタップ
タップでクリック
→1本指でタップ
Mission Control
→4本指で上にスワイプアクセシビリティの設定
アクセシビリティから「ポインタコントロール」を選択し、
「トラックパッドオプション」を選ぶ。ここでドラッグを有効にし。「3本指のドラッグ」を選択すると、3本指でウィンドウをドラッグできるようになります。
Xcodeのインストール
AppStoreからXcodeをインストールします。
インストールが終了したら、一度起動しておきましょう。
zshのカスタマイズ
作業はまず、Launchpadよりターミナルを実行するところからスタートします。
(その他のグループに入っています。)ひとまずお気に入りのzshカスタマイズがあるのでそれを利用。
% curl https://gist.githubusercontent.com/mollifier/4979906/raw/43d1c77344dd59fa119ca5b75e7a54e01e668710/zshrc_useful.sh -o .zshrczshに関するディレクトリの設定が弱く(775)なってしまっているので、適当な権限(755)に変更して実行する
% chmod 755/usr/local/share/zsh/site-functions % chmod 755 /usr/local/share/zsh % source .zshrcHomebrewのセットアップ
公式に従って以下のコマンドを実行。
なお、Xcodeのインストールが終わっていないとCommandLineToolのインストールが促されますので、従ってインストールを実施します。
% /bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install.sh)"実行確認
% brew doctor「Big Surには対応してないよ」という警告は出ますが一旦無視して進めます。
それ以外のエラーが出なければOKです。brew caskのインストール
brew caskを導入することで、ストアアプリなどのGUIアプリケーションをインストールできるようになります。
brew caskをインストールするために、何かしらのコマンドを実行。
% brew cask listなお、実行すると
brew list --cask
を使えと言われますので、
以降はそれを使うようにします。AntiVirusのインストール
% brew cask install Avira-antivirus各ツールのインストール
ブラウザ
Google Chrome
% brew cask install google-chrome開発ツール
必要な開発ツールを揃えていきます。
Git
% brew install git % brew cask install sourcetreeDocker
% brew cask install dockerVisual Studio Code
% brew cask install拡張機能を一気にインストール
% curl https://raw.githubusercontent.com/hikaruright/install-extensions-for-vscode/master/install-minimum.sh | shEmacs(Optional)
宗教戦争が起きないために入れておく。
周囲に過激派がいなければスキップ推奨。% brew cask install emacsIntelliJ(Optional)
JavaやKotlinを利用する場合に実行
% brew cask install intellij-idea-ceCocoapods(Optional)
iOS開発をする場合に実行
% brew cask install cocoa podsその他
Alfred
% brew cask install AlfredSpotlightを無効化し、Alfredのみに変更。
Alfredを起動し、Command + Spaceで起動するようにする。
iTerm2
高機能なターミナルアプリをインストールして使用します。
% brew cask install iterm2General -> Window より、「Native full Screen Windows」を外す。
Profiles -> Windowより、画面の表示設定を変更。
また、Transparencyを変更し、大体30~40%くらいにすると幸せになれる。
項目名 設定値 Style Full Screen Screen Screen with Cursor Space All Spaces Keys -> Hotkeyの設定を変更し、ホットキーでターミナルが出るようにする。
Double-tap key で Optionを選択すると、
Option連打でターミナルが起動するようになります。Generalに戻り、「Only Restore Hotkey Window」に変更。
この状態で、Option連打するとターミナルが起動することを確認。
CheatSheet
Command長押しでヘルプを出してくれるツール
brew cask install cheatsheetCyberduck
FTP/SFTPツール
brew cask install cyberduckThe Unarchiver
ファイルの圧縮/解凍ツール
brew cask install the-unarchiverコミュニケーション系ツール
Slack
% brew cask install slackDiscord
% brew cask install discordZoom
最近話題のZoom。zoomではなくzoomusなので注意。
% brew cask install zoomusFigma
% brew cask install figmaその他、便利なツールをApp Storeからダウンロード
Remote Desktop Client
Macだけで済ませるなら不要だが、Windowsへリモートをする場合に必要。
AppStoreからインストールDrag Queen
ドラッグファイルの一時保管ができるアプリ。
AppStoreからインストールBandwidth+
APごとの通信状況を確認できるアプリ。
AppStoreからインストールSkitch
スクリーンショットに枠や矢印を入れるために使用。
AppStoreからインストールさいごに
ほとんどの開発環境はdevcontainerに移行したため、
前回からPythonなどの開発環境に関するものは一旦抜いています。devcontainerの設定についてはこちらを参照してください。