- 投稿日:2020-09-12T23:49:11+09:00
Linux よく使うコマンド 【個人メモ】
- 投稿日:2020-09-12T17:01:16+09:00
Windows10でWSL2をセットアップしてLinuxコマンドの勉強環境を作る方法
はじめに
以下のリンク先の情報をもとに、Windows10でWSL2を使用できるようにセットアップし、Ubuntuを導入してLinuxコマンドを打てる環境を作りました。
WSL2インストールガイド for Win10WSL2は、WSL1とは違ってLinuxカーネルが動くアーキテクチャーだそうで、Windows上でLinuxの勉強を行う環境として使えそうだと思いました。
WLS1とWSL2の違いは以下のリンク先を見てください。
WSL1とWSL2の違いこの手順を実施したWindows10の環境
エディション バージョン OSビルド プロセッサ Windows 10 Pro 2004 19041.508 x64 (AMD Ryzen7 3700X) Windows10のバージョンを最新化する
- 「Win」+「R」キーを押して「winver」と入力して「OK」ボタンをクリック。
- OSビルドが「18361」以下の場合は、WSL2が利用できないのでバージョンアップしてください。
- バージョンアップする場合は、「Win」+「R」キーを押して「ms-settings:windowsupdate」と入力して「OK」ボタンをクリック、バージョンアップを行ってください。
「Linux用Windowsサブシステム」と「仮想マシンプラットフォーム」を有効化する
- 「Win」+「R」キーを押して「OptionalFeatures」と入力して「OK」ボタンをクリック。
- 「Linux用Windowsサブシステム」にチェックを入れる。
- 「仮想マシンプラットフォーム」にチェックを入れる。
- 再起動を行ってください。
WSL2をデフォルトバージョンにセットする
- スタートメニュー右の「ここに入力して検索」に「PowerShell」と入力して、「管理者として実行する」を選択。
- 以下のコマンドを実行。
>wsl --set-default-version 2私の環境では以下のエラーが表示されてしまいました。
>wsl --set-default-version 2 エラー: 0x1bc WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください以下リンク先の情報をもとにWSL2のカーネルの更新を行ったのち、再度コマンドを実行すると、エラーが表示されなくなりました。
カーネルの更新Ubuntu 20.04 LTSをインストールする
- 以下リンク先のMicroSoft StoreからUbuntuをインストール。
WSLを起動する
- 「Win」+「R」キーを押して「wsl」と入力して「OK」ボタンをクリック、もしくはスタートメニューから「Ubuntu 20.04 LTS」を選択。
- コマンドプロンプトが表示されコマンド実行ができる。(以下はカレンダー表示を行うcalコマンドの実行結果)
$ cal September 2020 Su Mo Tu We Th Fr Sa 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30最後に
これでWindows10でLinuxコマンドが打てる環境ができました。
仮想化環境(Virtual BOXやHyper-V)を準備してLinuxをいちからインストールすることで環境を作ることに比べると、簡単にLinux環境が作れると思いました。
今後この環境でDockerを導入してプログラム開発環境を整えていきたいと思います。参考情報
- 投稿日:2020-09-12T15:16:59+09:00
個人向けLinux版アンチウイルスソフトの簡単まとめ
え、EOL?
filunKは普段使いでLinuxノートPCを使用しているのですが。
この度、愛用のアンチウイルスソフト Sophos Antivirus for Linux(SAV for Linux)が製品サポート終了とのことです。
特にアナウンスらしいアナウンスはないですが、ダウンロードページが削除されている上、サポートに問い合わせたところ、製品サポート終了のため、リンクを削除しました
とのこと。
ということで、移行先を見つけなければならないのですが。
なにしろ、Linux向けセキュリティソフト。法人向けではたくさん選択肢があるのですが(Sophos製品も、法人向けのSophos Centralの一部として、SAV for Linuxは継続らしいです)、個人向け製品となると中々情報が見つからず。なので、簡単にまとめてみました。
無償製品
各アンチウイルスソフトの無償版・OSSが当てはまります。以前はLinux向けアンチウイルスは無償で色んな所から出ていた記憶なのですが、今はほとんどが法人向けにシフトしたり、そもそもEOLになってしまったりと残念。探した限りだと、無償版に当たる製品は見つけられず。
情報があったらコメントくださいClamAV
みなさんご存知(?)、OSSのアンチウイルスソフトです。昔からLinux向けアンチウイルスソフトとしては必ず名前が上がります。各ディストリビューションのパッケージに含まれているので導入は簡単でしょう。
ただ、filunKが移行先にしなかったのは
- スキャン時に端末が重くなりがち
- オンアクセススキャンにたいして明示的な設定が必要 & 指定先ディレクトリ以下を再帰的にオンアクセススキャンしてくれない
という印象があったためで。
アンチウイルスをなるべくソフトに丸投げしたいfilunKとしては煩わしいし操作の邪魔をしかねないので見送りました。Linux Malware Detect
Linux Malware Detect(aka LMD, maldet)
更にOSSのアンチウイルスとして、このようなものがあるみたいです。アンチウイルス機能を持っていますが、ClamAVをエンジンとして使用できるようになっているらしく。
ほとんど情報が見つからず、移行対象としてピックアップできませんでした。
Qiitaだと以下のエントリが見つかるぐらい?マルウェア検出ツール Linux Malware Detec
Linux Malware Detectを試してみた[CentOS7.6]有償製品
各企業が個人向け有償版として展開しているアンチウイルスソフトです。
NOD32 Antivirus for Linux Desktop
Legendary antivirus for Linux; ESET NOD32 ANTIVIRUS FOR LINUX DESKTOP
$39.99/1年1台
スロバキア企業ESET社が展開するアンチウイルスソフトです。日本ではキヤノンITSが代理店として販売していますが、Windows版とMac版のみしか販売していません。な ぜ 販 売 し な い
そのため、Linux版はESET社から直接購入する必要があります。購入のやり取りは当然英語、製品もおそらく日本語UIは存在しないかと。Dr.Web Antivirus for Linux
¥2900 + 税/1年1台
ロシア企業Doctor Web社が展開するアンチウイルスソフトです。日本語サイトの用意があり(ただしリンク先によってはロシア語になる)日本円での決済も可能です。
Dr. Webは有名所のウイルステストAVtestなどに参加していませんが、侵入時点においてテストされるアンチウイルスのデータベースには入っていない、未知なる脅威に対抗できるかどうか、こうした能力については全くテストされません。
という理由などから参加をやめたとのこと。詳しくは以下の記事を参照ください
Doctor Web: statement on Virus Bulletin comparative reviews
ロシア公官庁での導入実績もあるとのこと。何より日本語UIがあるので、今回はこちらに移行することにしました。
最後に
Linuxだからアンチウイルスはいらない、と考えている方は多いと思います。
確かに厳密な所有権ベースのアクセス制御、標準搭載のファイアウォールなど、マルウェア対策という点では優越性はあるかもしれませんが、クラウドなどでLinuxが多用されるようになっている昨今、Linuxが安全だとはfilunKには思えません。
Linuxをデスクトップ用途で利用している方がアンチウイルス導入を考えるきっかけになってくれれば、あるいは、同じ課題を抱えている方の参考になればと思います。
Sophos Centralが個人でも利用できるようになるか、Sophos HomeにLinux版が出ないかなー